ホワイトチョコチップクッキーのレシピ

イギリスではビスケットとクッキーは区別されています。明確な定義はわかりませんが、イギリス人はクッキーはアメリカのものとみなしています。なので、イギリスで紅茶のお供と言うと、ビスケットのほうが一般的で、お店でもビスケットが売り場の大半を占めていて、クッキーは隅のほうに追いやられた感があります。イギリスに来た当初はビスケットの選択の幅の広さにわくわくしていた私ですが、最近は飽きてきて、どれを見てもピンとこなくなってしまいました。でもやはり家に備えがないと寂しいので(特に夫はビスケット食い!)、何かいつもと違ったものが食べたいなぁと考えてるとき、 Peterborough (夫の実家がある)のショッピングセンターで売られている Millie's のクッキーを思い出しました。私のお気に入りはここのホワイトチョコチップクッキー…ここのものはハンドメイド風のデコボコした不揃いな形がかわいい。そして分厚くてしっとりしていてかなり甘いのですが、それがおいしさのポイント。その甘さに幸せを感じます。かくして始まったのがアメリカンクッキーのレシピ探し。私の探し方が悪いのかこれが結構難航しました。数少ないレシピの中からこれが求めているものに近いかなと思って試作したら、出来あがりがしっとりでない。それで何度か配合を調整し完成したのがこのレシピ。でも実はまだ腑に落ちない点があります。しっとり感と微妙な粘りが気持ち足りない…これを解決すべくおすすめのレシピがあればどうぞメッセージお寄せ下さい。
12,13枚
- 薄力粉
- 100g
- 三温糖
- 140g
- 無塩バター
- 125g
- 卵
- 1個
- バニラエッセンス
- 2、3滴
- ホワイトチョコレート
- 100〜150g
- オーブンを180度に予熱する。バターは室温に戻しておく。卵を割りほぐしておく。薄力粉はふるっておく。チョコレートは1cm角くらいに割っておく。
- バターと砂糖をハンドミキサーで白っぽくなるまでよく混ぜ合わせる。割りほぐしておいた卵とバニラエッセンスを加え、全体が滑らかになるまで混ぜる。
- ふるっておいた薄力粉を2回に分け2に加え、切るように混ぜる。最後にチョコレートを加えざっくり混ぜる。
- 天板にクッキングシートを敷き、約直径3.5cm大のボールくらいの量の生地をテーブルスプーンですくって天板に落とす。約5cmくらい間隔を置き、それを繰り返す。予熱しておいたオーブンで約12分焼く。見た目はまだ柔らかそうでも表面全体が乾燥しているようなら出来あがり。
- クッキングシートに乗せたまま網の上にのせ熱を冷ます。完璧に冷めてからクッキングシートからはずす。
バターは十分柔らかくなるよう、前もって室温に置く。チョコレートの量は好みに合わせて調整するとよい。中に入れるものはマーブルチョコレートやレーズン、ナッツ等、いろいろ応用が可能。オーブンから出した直後はまだ完全に焼けてないのではと思うくらい生っぽいが、熱が冷める頃にはいいカンジになるのでご心配なく。