スコーンケーキのレシピ

「失敗は発明の母!」某有名ホテルが出しているアフタヌーンティの本で紹介されているスコーンのレシピから生まれたケーキです。初めて作ったとき、「牛乳の分量を間違ったの?」と思うほど、べちゃべちゃの生地が出来、どう考えても型で抜くことが出来ないと判断し、蒸し焼きにしてみました。すると、なんと今まで食べたどんなスコーンよりもおいしいものになり、「これはヒットだね!」と私のレシピに加えることになったのです。
蒸し焼きにしたのは、調理中に出る水蒸気によってケーキがしっとり焼きあがると思ったからです。ちなみに何回作ってもこのホテルのレシピはうまく行きませんでした。
Serves:
ローフ型(18x8x5cm) 1個分
Preparation time:
10分
Cooking time:
50分
Ingredients:
- 小麦粉
- 220g
- ベーキングパウダー
- 大さじ1
- 無塩バター
- 75g
- 砂糖
- 60g
- 牛乳
- 135ml
- 塩
- 小さじ1/2
- ヨーグルトまたはサワークリーム
- 大さじ1
添えるもの(お好みで):
- いちごジャム
- バター
- 7分立てに泡立てた生クリームなど
Method:
- オーブンを200℃に予熱する。
- ローフ型の底にクッキングシートを敷き、まわりには油を塗っておく。
- バターは7mm角くらいのさいころ状に切っておく。
- ボールに小麦粉、塩、ベーキングパウダーをふるい、バターを加え、指先で擦り合わせながら、パン粉状にする。
- 砂糖を加え、全体に混ざるよう、ざっと混ぜる。
- 牛乳にヨーグルトまたはサワークリームを合わせ、3.にパレットナイフを使って、切るようにして加える。このとき練らないように注意する。
- 表面に卵黄を塗る。深めの鉄板にローフ型を置き、注意しながらまわりに熱湯をそそぐ。オーブンに入れ45〜50分焼く。竹串を刺してみて、何もついてこなかったら出来あがり。焼いている途中、もし表面が焦げるようだったらアルミ箔をかぶせる。
- ローフ型に20分ほど入れたまま冷ました後、型から取りだし、切り分けてジャムや生クリームの泡立てたものなど好みのものといっしょにいただく。
Kyoko's tip:
イギリスではおいしいスコーンを作るにはバターミルクが欠かせないとよく言われます。ふと立ち寄ったティールームの経営者のご婦人がその謂れを教えてくれました。「加えるものはバターミルクでなくても、ヨーグルト、サワークリーム、レモン汁でも代用できるのよ。」なんでも、ベーキングパウダーと酸との熱化学反応によってスコーンの膨らみが良くなるのだそうです。