いちじくの赤ワイン煮・カスタードソース添えのレシピ

旬の果物はもちろんそのまま食べるのが1番だとは思いますが、旬だからこそ味わえる料理もあり、また違った味を発見できるのは嬉しいものです。いちじくは、日本ではまだ残暑の厳しい9月頃店頭に並ぶので、カスタードソースを添えるより、冷たく冷やしたいちじくの赤ワイン煮をそのまま食べる方が適しているかもしれません。ルビー色をした赤ワインのシロップは目にも美しく、秋の深まりを感じさせる一品です。まるで南フランスの収穫を迎えた葡萄畑のそばでデザートをいただいているような気分になります。
イギリスのいちじくは、小ぶりで身が締まっていて、甘味も日本のものと比べるとかなり少なめです。どの果物に関しても同じようなことが言えます。西洋では、果物を料理しデザートに利用することが多いのは、そのためかもしれません。
Ingredients:
- いちじく
- 4個
- 砂糖(カスターシュガー)
- 80g
- 赤ワイン
- 150ml
- 水
- 150ml
- シナモンスティック
- 2.5cm
飾り
- スライスアーモンド
- 10g
- ミントの葉
カスタードソース
- 卵黄
- 2個
- 砂糖(カスターシュガー)
- 40g
- 牛乳
- 300ml
- バニラビーンズ
- 1本

Method:
- いちじくの皮を包丁でなるべく薄くむく。
- 鍋に砂糖、赤ワイン、水、シナモンスティックを入れ、弱火にかけ、砂糖が溶けたらいちじくを入れ蓋をし、約10分〜15分煮る。約5分後、いちじくをひっくり返し、シナモンスティックを取り出す。
- いちじくを皿に取り出しておく。2のシロップをこし、鍋に戻して中火で蓋をし、約半分に煮詰める。(約15分)
- カスタードソースを作る。鍋に、牛乳とバニラビーンズを入れ人肌に温め火を消し、そのまま約10分放置する。この間にスライスアーモンドを170℃のオーブンで約5分ローストする。
- ボールに卵黄、砂糖を入れよく混ぜ、4の牛乳を加えて混ぜ、きれいな鍋に移す。
- 濃度がつくまで弱火でかき混ぜながら温める。(約10分)
- スプーンでソースをすくい、線を描き、その線がくっきり残るようなら出来あがり。こしながら容器に移す。
- お皿にカスタードソースを流し、中央にいちじくを置く。赤ワインのシロップをいちじくの上からかける。ミントの葉を飾り、周りにローストしたアーモンドを散らす。
Kyoko's tip:
出来あがった赤ワインのシロップにいちじくを漬け、冷蔵庫で冷やし、そのまま食べてもおいしい。